春近い鈴鹿の山々:御在所岳
4月18日(水)

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所属する会の行なっている登山教室で鈴鹿の羽鳥峰から御在所岳まで縦走する。
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受講生17名と指導員4名、合計21名の参加で、朝7時前に集合して、マイクロバスで東名阪を走り、朝明キャンプ場へ午前8時前に着く。
一点の雲もない素晴らしい快晴で、暑くなりそうな天気である。
ストレッチをし、準備を済ませて8:10に羽鳥峰に向けて出発する。
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今日のコースは教室登山としてはかなりのロングコースなので皆緊張とともに心がはやる。
林道を少し進み、左に伊勢谷を分け、途中から猫谷の登山道に入る。
いくつかの堰堤をフィックスロープにつかまりながら超えていく。
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急な谷道を上がって、9:25羽鳥峰峠に着く。
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すぐ上の羽鳥峰に上がって展望を楽しむ。
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羽鳥峰からは県境稜線を北にとる。
途中の道端にはショウジョウバカマなどの春の花がところどころに顔を出し、遅い春の訪れが感じられる。
金山を越え、中峠に出て、ひと登りで水晶岳への分岐に着く。
稜線を離れて右手に5分ほど登り、雨量計の鉄塔の建つ水晶岳(954m)山頂に11時前に着く。
展望の良い山頂で、少し早い昼食を摂る。
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昼食後、山頂広場に地形図を広げて「山座同定」のやり方の指導を受ける。
休憩を済ませて、11:30根の平峠へと下る。
かつての千草街道を越え、国見岳への登りにかかる。
今日一番の300mほどのきつい登りである。
溝状の登山道にはまだ残雪が残る中を必死で登り、青岳を越え、13:30国見岳山頂に着く。
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国見岳山頂には標識が幾つかあり、そのどれも標高が違い、いつ来ても面白い。
山頂の大石の上で寝転んで、しばしの休憩をする。
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山頂を後に国見峠へ下り、今日の最後の登りで御在所岳を目指す。
しばらくの登りで、観光客のいる山頂遊歩道に飛び出す。
遊歩道を歩いて、14:50異常に大きな標識の建つ三角点山頂に行く。
ここで記念撮影をした後、すぐとなりの最高点に登る。
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ここから林道をしばらく下り、尾根道を武平峠に向かって降りだす。
正面には来月登る鎌ヶ岳が立派である。
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2ヶ所ほど急なガレ場のあるところを注意して下り、1時間ほどで武平トンネル手前の鈴鹿スカイラインに飛び出し、バスの待つ駐車場に午後4時に帰ってくる。

途中温泉で汗を流して、午後6時半前に名古屋に帰る。


今日の山行は、5つの峠と4つの峰を結ぶ13qを超えた教室としてはロングコースであった。
初めての参加の人もおり心配がされたが、殆どの人が完歩でき、大きな自信につながる山行であったと思う。
天気にも恵まれ春間近な中部鈴鹿の山々を楽しめた山行であった。

                              山遊人