7月15日(日)
三連休の中日、今年初めての沢歩きで、鈴鹿の愛知川に入る。
今年も梅雨末期のゲリラ豪雨で日本各地に豪雨災害が起きている。
特に、九州北部の被害は甚大なものがある。
これもやはり地球温暖化の影響だろうか?
3連休の中日、暑い日が続くので、山仲間3人と沢へ行く計画を立てる。
当初の予定では、ナメ滝が美しい奥飛騨の沢上谷(そうれだに)へ行く計画であったが、早朝の天気予報で飛騨地方に大雨警報が発令されていたので、急遽鈴鹿の愛知川に予定を変更する。
午前7時前に朝明の駐車場に着く。
今日は白滝谷出合から下水晶谷出合までを歩く予定で、愛知川の沢歩きでは最も初心者向きのコースである。
天気は薄曇りであるが、何とか一日持ちそうである。
沢用品などの準備をして、7時半前に出発する。
猫谷から羽鳥峰峠へ出て、白滝谷を下り、愛知川出合に9時過ぎに着く。
我々が準備をしている間に若い二人の登山者が通過していく。
靴を脱ぐとすでに足元にはヒルが忍び込んでいる者もいる。
沢靴に履き替え、9:25入渓する。
昨晩雨が降ったとかで、沢水は普段より少し多い気がする。
沢歩きが初めての人もおり、ゆっくりと遡行する。
水が多いので腰上までつかるようなところが各所にあり面白い。
1時間ほど遡行し、愛知川で一番立派な「天狗の滝」に着く。
天狗の滝は越えられないので、左側を高巻きして沢に戻る。
しばらくで大きく蛇行するあたりの七丈淵と言われる両岸が狭まったトロ場を泳いだりしながら通過する。
12時前ヒロ沢出合に着き、ここで昼食を摂る。
川底がナメ上のところもあり、参加者は思い思いに遊びながら遡行していく。
ヒロ沢を過ぎ、やや広くなった河原をしばらく行くと、また大きなトロ場が現れる。
先には5mぐらいの滝もかかっているので、ここも高巻きをする。
高巻き後滝の上で休憩する。
午後1時過ぎ、大トロのある下水晶谷出合に出る。
今日の沢歩きはここで終了し、沢靴を脱ぎ登山靴に履き替える。
ここに架かっている吊橋は傷みが激しく、現在は通行止めになっており、その下を高巻いて一般登山道に出る。
下水晶谷を40分ほど登り中峠に出て、峠から谷を下って朝明駐車場へ午後3時過ぎに帰り着く。
3連休のためか朝明キャンプ場には大勢の家族連れが来ている。
ここでGPSを見てみると、ビニールの袋に入れていたが、水が入り動いていない。
どうも壊れたようである。
しっかりと防水しなかったことが悔やまれる。
靴を脱ぐと靴下に血がしみだしている。
靴下を脱ぐとヒルがたっぷりと血を吸っている。
血がなかなか止まらない。
他の者もヒルの洗礼を受けている。
途中湯の山温泉で日帰り温泉に入り、午後5時過ぎ名古屋に返る。
今シーズン初めての沢歩きであったが、途中からは天気も回復し、青空も見える天候に恵まれ、まずまず楽しい沢歩きができた。
初めての沢歩きの人も結構楽しんでいたようである。
暑い夏はやはり涼しい沢歩きに限る。
山遊人