梅雨中休み:戸倉山(伊那富士)

6月24日(日)

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前線が一時的に南に下がり梅雨の中休みの一日、登山教室の指導で伊那の戸倉山(伊那富士)に山行する。
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(今回はどうしたわけかカメラの調子が悪く、写真が一部しか写っおらず、参加された皆さんには申し訳ない)



朝7時に集合し、受講生13名、指導員5名でマイクロバスで出発する。
9時半過ぎに戸倉山キャンプ場に着く。
駐車場にはすでに7、8台の車が停まっており人気のある山でことがうかがえる。
準備運動をした後3班に分かれて9:50に出発をする。
林道をしばらく歩き、左手の登山道に取り付く。
しばらくは尾根の斜面をジグザグを切って上がっていく。
このあたりはコアジザイの薄紫の花が美しい。
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11時前「馬止めの松」を過ぎ、「上の森コース」との分岐に出る。
尾根上に出て、高度を上げていく。
この辺りは松が多く、落ち葉がクッションになり歩きやすい。
11時過ぎ、東屋も建つ「金名水」という水場に出る。
あたりにはイワヤマツツジ(レンゲツツジの一種か)が朱色の花を咲かせている。
ここからやや急になった尾根道を上がり、12時少し前に戸倉山西峰山頂に着く。
やや霞んではいるが、北西方面には穂高連峰や槍ヶ岳が残雪をまとって聳えているのが見える。
西峰からいったん下がり、避難小屋の建つ鞍部から少し登り返して一等三角点のある戸倉山東峰に12時過ぎに立つ。
朝日戸倉山6月期 016 

薬師如来の座像が鎮座している山頂からは、晴れていれば南アルプス北部の甲斐駒ヶ岳から仙丈ヶ岳、白根三山がよく見えるのだが、今日は残念ながら稜線上に雲がかかり、北岳が少し望める程度である。
山頂で昼食をとり、12:30下山にかかる。
下りは登ってきた道を快調に下る。
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予定より早く午後2時キャンプ場に戻ってくる。
時間が早いのでキャンプ場の一角で反省会を開く。
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途中心配された雨にも降られず、参加された皆さん木々の緑や路傍に咲く花々をめでることが出来、また、北や南アルプスの一端も見ることが出来たことにおおむね満足されていたようである。
午後2時半過ぎバスに乗り、途中の日帰り温泉で汗を流し、午後6時に名古屋に帰り着く。



梅雨の晴れ間を縫っての山行であったが、参加された受講生の皆さん、途中では熱心に地図読みなどに取り組み、成果の多い山行であったと思う。


                                 山遊人