初夏近い敦賀の山々:
 蠑螺ヶ岳・西方ヶ岳

4月28日(土)

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所属する会の月例会で、敦賀半島の「蠑螺ヶ岳」と「西方ヶ岳」へ山行する。
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21名の参加を得て、午前7時に名古屋を出発し、一宮ICから名神に入る。
大型連休初日で好天のためか、すでにインター入口で渋滞気味である。
心配したほどの渋滞もなく、敦賀ICを出て、敦賀半島先端の浦底の敦賀原発宿舎横の蠑螺ヶ岳登山口に午前9時前に着く。
ストレッチをして9:15に出発をする。
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今日の山行は、標高は800m弱とそんなに高くはないが、海抜0mからのスタートなので結構きつい登りである。
しばらく谷沿いの道を行き、尾根上に出ると水島の浜が眼下に見えるようになる。
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急な尾根道を高度を上げ、10:45頃長命水という水場に着き小休止をする。
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少し下がったところに谷水が湧き出ている。
ここからは傾斜もゆるくなり、のんびりと行き、11:25大岩の上の展望台に着く。
この上からの敦賀湾の眺望はすばらしい。
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更に尾根道を行き、途中では話題になっている高速増殖炉「もんじゅ」の
ドーム状の建物を見おろし、11:45過ぎ岩の重なる狭い蠑螺ヶ岳の山頂に着く。
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山頂は日影がなく暑いので少し下がったブナの林の中で昼食を摂る。
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振り仰げばブナの新緑が青空に映えて目にまぶしい。
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12:30昼食を終え、西方ヶ岳に向けて尾根道を行く。
途中カモシカ台という展望台があるが、立ち寄らずに先を急ぐ。
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1時間ほどの尾根歩きで、三角点のある山頂を経て、青い三角形の屋根の避難小屋が建つ西方ヶ岳山頂広場に着く。
少し下がった岩場の展望台から歩いてきた蠑螺ヶ岳方面を望む。
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避難小屋の前で全員で記念撮影をする。
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休憩の後、午後1時半過ぎ下山にかかる。
途中の道端には待望のトクワカソウ(イワウチワ)が少しだけ咲いている。
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銀名水の水場のあたりでは白やピンクのイカリソウがたくさん咲いている。
オウム岩の展望台を過ぎ、15:15頃常宮神社奥ノ院の展望台に出る。
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急な階段状の道を下り、やっと田んぼの中の林道に出る。
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6地蔵が祀られた「柿ノ木地蔵」前を通り、午後3時半過ぎバスの待つ常宮神社の駐車場に着く。
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途中の温泉で汗を流し、心配された渋滞にも巻き込まれず午後7時少し前に名古屋に帰ってくる。


各地で30℃近い今年の最高気温を記録するなど、一気に初夏が来たような暑い日であったが、参加された皆さん一人の落伍者もなく10kmを超す長丁場の縦走ができた。
期待された春の花々にはまだ少し早かったが、終始紺碧の海を眼下に見ながらの縦走山行という普段あまり経験できないコースを楽しく山行できたのではないかと思う。

                           山遊人

P.S

2月12日に鈴鹿の御池岳へ単独登山していた方が遭難し行方不明になっていたが、一昨日(4/28)御池岳の滋賀県側で約2か月半振りに捜索隊が発見した。

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私も一度捜索に出かけたことがあるが、この2カ月半というもの地元山岳会の救助隊をはじめ多くの有志の方々が土曜、日曜を中心に懸命に捜索されていた。
やっと見つけ出すことができ、ご家族の方の感謝の気持ちはいかばかりであろう、と推察する。
山仲間同士の友情の証が証明された出来事であった。

                           合掌!!

                           240502 追記