愛山会 第32回ハイキング(ご報告)
今回の参加者は9名で、最近にない少人数でした。(女性の参加者は0でした)坪植駅到着時点の
天候は、雲間の所々から青空が垣間見え、日差しもありました。「これなら下山するまで雨が
降らないかもしれない」という期待を抱きながら柘植駅前に9時35分頃集合しました。
天候のことを考え、小平山への登山のカットなど臨機応変にコースを変更する旨を全員で確認し、
また駅前の案内板の前で記念撮影をした後、9時45分に駅前を出発。時折吹く風は、雨の前触れ
の湿った暖かい風ではなく、乾燥した心地よい風でした。新緑の上を吹き渡ってきた薫風でした。
予定どおり熊鷹大神に到着。一汗かく。ここから旗山までが今回のハイキングで一番きつい登り道
でした。所々に倒木があり、その下をくぐったり、跨いだりして50分程で旗山に到着。すぐに記念写
真を撮る。この時点で相当強い北東の風が吹いていました。風は意外と乾燥していたのでまだ雨
は降る気配はありませんでしたが、雲は空全体に広がってきており、出発の時点で少し見えていた
青空はもうありませんでした。この頂上から1分程の所にある展望台に行く。ここから柘植の町が
箱庭のように展望でき、今までの疲れを忘れさせてくれました。
急ぐように旗山を後にして分岐点に向かう。稜線に出ると、まともに強風があたり、前傾姿
勢をとらないと吹き飛ばされる程でした。この稜線から眼下に柘植の町が先程の展望台からの
眺めと同様に見えましたので、しばし立ち止まって観賞しました。やがて分岐点に到着。雨が
降らない内に下山したいために、小平山へのピストンはやめることに即断しました。分岐点で
は、風が強いのでそこからゾロ峠へ少し行った風の当たらない所で昼食をとりました。(ここ
からの眺めもよかったです) そこでは、岐阜市や大垣市から来たという我々と同じようなグ
ループと一緒になりました。そのグループには女性が3人おり、元気のよさに感心しました。
12時15分に昼食場所を出発。痩せた稜線を
強風に飛ばされないように注意して
ゾロ峠めざしました。しばらくは眼下や
周囲の景色を見ながら行きましたが、
道はやがて潅木の中に入り、所々に登
山道のすぐ脇にまでガレ場が迫ってきて
いる箇所がありましたので注意して下りま
した。40分程でゾロ峠に着きました。
すると雨がポッリボツリと降ってきました。
雨具を取り出し、ゆっくり休憩も取らずに
ゾロ峠を出発。雨は次第に本降りとなり、
また風も相変わらず強く吹いていましたが、
木立の中を下って行きましたので、風雨は
強くありませんでした。やがて奥余野森林公園に着きました。ここから柘植駅まではほとんど
舗装された道を風雨の強い中、45分かけて歩きました。柘植駅には予定より1時間程早く
着きました。当初、心配した雨もほとんど登山に影響しませんでした。全員元気でハイキング
が終えることができ、予定より1時間早い電車に柘植駅で乗り、帰途につきました。
《コース及びタイム》
柘植駅 一 熊鷹大神 一 旗 山 一 分岐点(少し下った所、昼食)−
9:45発 10:15着 11:15着 11:50着
10:25発 11:30発 12:15発
− ゾ ロ 峠 一 奥余野森林公園−(余野公園分岐)−柘植駅 ー JR名古屋駅(解散)
12:55着 13:30着 14:20着 16:33着
13:00発 13:35発 14:42発
*愛山会 幹事(第32回ハイク担当) 神野 秀雄さんからお寄せいただきました。
20130530