3月15日(日)快晴、夕方より曇り、9℃
トロムソにもこんな晴天があったのかと思う。対岸の山が朝日を浴びている。
朝食後、独りで海辺の散歩道をいつもと逆方向つまり東に向かって歩く。住宅地で立派な一戸建てが多い。
6:30ころ対岸の山を撮る。
9時すぎ、対岸の雪山
Tromsoで初めて見る快晴の空
遊歩道のところどころにこのようなベンチが設置されている。
立派な住宅
共同郵便函
ついでに行きつけのスーパーを覗く。日常品の値段を調べて見たくなったからだ。
寿司1パック154クローネ(約2695円)、決して安くない。
小パックが79クローネ(約1380円)だ。
鶏卵中型18個入り41.5クローネ(約726円)
食パン900grが安売り価格で23.03クローネの札が貼ってある。約403円である。値引前の価格は45クローネ(約788円)くらいである。
道を歩いていると、車の車輪の音が日本と異なる。日本では姿を消したスタッド付きのタイヤがこちらでは幅をきかせている。路面の傷みもひどい。路肩に寄せられた雪の山が黒いのはスタッドのせいかもしれない。
スタッドつきタイヤ
ホテルへ戻り昼食。
午睡
15:20頃家内を伴い散歩に出る。例の小公園を横断し、トロムソ大学博物館へ行ってみた。閉館時間になっていた。入館料大人60クローネと書かれていた。
トロムソ大学博物館
「トロムソ大学博物館」の看板と筆者
部屋に戻り、午睡。さすがに昨夜のオーロラ撮影で疲れ、熟睡。
ある熱心な読者の方からこんな質問が寄せられた。なぜこんな最果ての地を旅行する気になったのか、と。
そもそも、われわれ老夫婦の共通する唯一の趣味がオーロラ見物であること。そこで今までグリーンランド、アイスランド、モルトスンド(ノルウェー)、アビスコ(スウェーデン)、アカスロンポロ(フィンランド)、イエローナイフ(カナダ)、ブラッチフォード(カナダ)、ホワイトホース(カナダ)、サークルホットスプリングス(アラスカ)、フェアバンクス(アラスカ),チェナ(アラスカ)、等々渡り歩いた。最も訪問回数の多いのはフェアバンクスであり、晴天率、オーロラ可視率も最高で、最も気に入った場所である。しかし風景が単調であることは否めない。
では今回選りに選ってトロムソに来てしまったかと言えば、インターネットで紹介されるオーロラの写真の美しさに魅せられたこと、特に海と山を配したオーロラ写真をわれわれも撮りたくなったこと、などとまことに幼稚な動機に起因する。
昨夜撮った写真データをUSBメモリーに落とす。意外に時間を要す。
夕方近く、白い筋状の雲が現れ始め、ついには全天を厚い雲が覆ってしまった。オーロラは諦め休むことにする。
「その10」おわり