《読売とうかい文芸》入選(二席)


          ふるさとの干瓢干し場高かりき      太田康直さん

             【自解】   私は東海道五十三次の50番目の宿場水口に生まれました。
                    広重の版画では、干瓢を剥いでいる所が画かれています。
                    私の小さい頃は、まだ軒高く干瓢があちこちに見られました。
                    今では栃木に特産地のお株を奪われ全く見られなくなり寂しい
                    です。
                        

                                    =20150624読売新聞=