平成27年度

     第23回 歴史・文化探訪の会(ご報告)

               =旧東海道関宿と四日市環境未来館



 去る118()に実施した第23回探訪会「旧東海道関宿と四日市環境未来館」について報告します。
   定刻の1020分、生憎の雨天となったが、JR関駅に12名が集合し、日程確認等後、地元ガイドさんの
案内で探訪会を開始した。

  ガイドさんを先頭に東の追分(関宿の東の入り口)に向かい、10分程で到着する。大鳥居(伊勢神宮式
年遷宮の際、宇治橋の鳥居が移されたもの)があり、これは伊勢神宮を遙拝するためという。常夜灯、道
標なども見学した。


  その後旧街道を辿り、街道沿いの町屋を順に見学した。木崎地区の街並みでは、関宿の特徴である「出
格子や幕板」(風雨から店先を守る霧除け)、「ばったり」(店先の上げ下げできる棚)、馬つなぎ環金
具なども注意して見学した。岩田油店に寄り、店内の看板(さかゑ椿)、油壺などを見学、その後街道に
面した部分だけだが、風呂屋、人足会所、御馳走場などを見学し、中町地区に到る。

 引き続き街道を進み、まちなみ資料館(伝統的な町屋で、もと小間物屋)に寄り、中に入り資料等も見
学した。その後街道沿いに、山車倉(「関の山」(限界)の語源にもなった、現存四台の一つを保管)、
川北本陣跡、百六里庭(江戸から約
106里、眺関亭)、伊藤本陣跡、橋詰家(江戸時代の両替豪商、街道
に面して三角形の屋根が特徴)を見て、玉屋歴史資料館に到着、入館して
12階、離れを見学した。関宿
を代表する大旅籠の一つで、江戸時代の旅籠の姿が再現してあった。蔵に歌川広重の浮世絵も展示してあ
った。ここで記念写真撮影も行った。その後、深川屋(名物「関の戸」)、高札場跡などを見学し、
12
頃昼食会場の会津屋に到着した。


 会津屋で昼食休憩後、タクシ-に分乗し亀山駅へ向かう。JR電車で移動しJR四日市駅へ、さらにタク
シ-で環境未来館へ着く。始めに塩浜小学校をイメ-ジした研修室にて四日市公害の理解のためのビデオ
を視聴し、視聴後語り部の方との交流でさらに理解を深めた。その後展示エリアに移動し、公害の発生、
まち作りの変遷、環境改善の取り組みなど見学した。1階に戻り、挨拶後解散し、近鉄四日市駅から帰途
についた。



                        歴史・文化探訪の会 清水國光さん よりお寄せいただきました。

                                                  20161217