水野 昭彦 さん
旧東海道を一人で歩きました。先回は新安城から鳴海まで歩きましたので、今回はその続きで、鳴海から
宮（七里の渡し）（約９Ｋｍ）まで歩きました。
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鳴海の街中に本陣跡の標識が建物の片隅にポツンと立っている。当時かなり栄えたという鳴海宿としての
面影はほとんどなく少し寂しい気がする。これから宮（七里の渡し）まで歩こうと身支度をしていると、京都から
来たという私と同年代のおじさんが話しかけてきた。『名古屋市内には旧東海道の標識がほとんどないので
かないまへんワ』彼は、以前名古屋から岡崎まで歩いたのだが、後で良く調べてみるとなんと豊田周りで歩い
ていたのだとか。それで、今回リベンジ？もう一度歩いて１泊で岡崎まで行くのだという。それにしても地図も
持っていないようで大丈夫かな・・・・？私が歩いてきた有松、知立、今村・・・、教えてあげた。行けたかな？
天気の良いゴールデンウイークの一日。同じような思いを持った人たちが同じ方向に歩いて行く。何となく
嬉しくなる。笠寺一里塚、榎の大木が日陰を作っている。多くの人たちがここで休んだであろうことが容易に
想像できた。町並みを保存することは大変なことである。このお宅は結構新しかった。
《鳴海から約１時間、笠寺観音に着いた》
《旧東海道の標識がないわけではない》
宮の宿本陣跡の標識は有名なうなぎ屋さんの駐車場の一角にある。このうなぎ屋さんは名古屋の人ならだれでも
知っているという老舗。『ひつまぶし』の元祖。いつも賑わっている。標識はその駐車場の一角にポツンと立っている
のだ。時代の流れと言えばそれまでだがちょっと寂しい。
七里の渡しはそこからほんの１００ｍ位先。公園になっていてまずまず整備されている。桑名との間を舟で行き来
するのだ。内海とはいえ、当時とすればかなりの危険が伴ったのではないかと想像する。
20160507