葛井寺の旅

西国三十三札所

加藤 達也 さん


  


 5月12日金曜日にドライブを兼ねて大阪方面に行ってきました。信心深くない 私は、少し遠いのであまり乗り気でありませんでしたが、大蔵省の力に負け朝早 く出発しました。

 最新のナビゲーションは目的地だけ設定すれば連れて行ってくれます。しかも、クルーズコントロールがあると、高速で80キロ走行に説呈すればハンドルだけに 集中して運転できますので大変楽です。前の車との車間距離も一定で保ってくれ ます。(自動ブレーキで)

  


 


                 


 

 河内文化は、飛鳥時代・奈良時代にかけて発展し、葛井寺も、百済王族「 辰孫王」の子孫王仁氏一族の『葛井給子』が当時の天皇の仏教興隆政策に協力し 、国家のためと称して創建されました。

 『聖武天皇』の勅願による、2km四方の七堂伽藍の建立で、絵図によると、金堂 ・講堂・東西両塔をそなえた薬師寺式の伽藍配置を整えていたと考えられます。 古子山葛井寺(紫雲山金剛琳寺ともいう)の勅号をいただき、落慶法要には、天 皇自ら行幸されたといいます。

 聖武天皇が春日仏師(稽文会・稽首勲親子)に命じて千手千眼観世音菩薩 を成させ、神亀二年(725)3月18日入仏開眼供養のため藤原朝臣前卿を勅 使に、行基菩薩を御指導師として勤められました。


                  

                     千手千眼観世音菩薩坐像 (国宝)
              http://www005.upp.so-net.ne.jp/kazu_san/kannonjyunrei.htm  から転載


 天平仏像脱活乾漆造。乾漆像の中でも保存状態は良好。高さ1.4m大の手2本、中の手40本、小の手1001本、計1043本の手 を持つ。十一面の顔に真数の1043臂千眼の観音菩薩であり、日本最古の千手 観音です。


 


 


 

                  阿弥陀堂本尊 阿弥陀如来立像


 


                                                       170515