大阪府和泉市にある施福寺参拝は、槙尾山の山腹にあるため、急な石段との格闘が不可欠でした。そのためタオルと杖を持って、約一キロの道のりは観音八丁ととも言われており1時間程度かけて登りました。
西国巡礼では、屈指の難所だそうです。信心深くない私は、相当の気合を入れないと本堂まで到着しませんでした。
午前10時30分ごろから登りました。参道はパワースポットと言われています。信者にはたまらない環境だと思います。
車を利用しての参拝は、街中にある葛井寺では当然駐車料金が必要ですがこの槙尾山施福寺は山中にあるためか無料の駐車場でした。
先の滋賀県の長命寺は、駐車料金と入山料が必要でしたが、槙尾山施福寺参拝は全て無料でした。
施福寺は、欽明天皇の勅願によって、仏教伝来から間もない6世紀ごろ、行満上人(ぎょうまんしょうにん)が丈六の弥勒菩薩像を本尊として開いたとされています。これは西国三十三所の全札所の中では、一番札所の「青岸渡寺」に次ぐ古さです。
標高約600mの槇尾山上にあり、古くから山岳修験の地として、役行者・行基・空海(弘法大師)などが修行をした逸話も残されており、「愛染堂」では、空海が剃髪を行った地と伝わっています。
施福寺の十一面千手観音立像
170516