いよいよ今回最後の参拝松尾寺です。

 舞鶴市松尾寺は、海底火山の噴火で誕生した青葉山にあり、山の石を組んだ階段は、独特の風合いに太古の面影が窺えます。

 本堂は江戸時代中期に修築されたもので、参拝者は少なく、ほぼ貸切で贅沢な環境で参拝できるお寺でした。 舞鶴駅より観光タクシーで20分要するところにあるため、車での参拝でないと不便です。
 2013年に11月にNHKのラジオ放送された話です。作家高見 順が癌のため死期が近くなって旧制1高時代の同級生、中川宗淵師が見舞っています。その中川宗淵師は、アッと驚く医師を尻目に、高見の生命維持装置を自らの手で外し、そのあと朗々たる読経二時間の後、「喝」の大声と共に、高見は妻を見やりながら息を引き取った、という話が。山田風太郎著「人間臨終図鑑」から引用されています・


       


 


             


 

                          本  堂


 


 


 


 このお寺の参拝後、京都縦貫自動車道と北陸道、名神高速で無事に自宅に帰ることができました。 

 最後まで高覧いただき有り難うございました。


                                                      170716


年金特選プラン活用の西国三十三観音参り  (完)

加藤 達也 さん

松尾寺