中日俳壇 入選 林 建生 さん
しゃぼん玉とんで飛び込む鯉の口 栗田やすし氏選
【評】春の青空に向かって次々と飛ばされるシャボン玉は思い思いに風にのって上昇してやがて弾ける。
その中の一つがすっと下降して鯉の口に飛び込んだという。意外な一瞬をとらえた作者の驚きが
こもっている。
中日新聞2020年(令和2年)5月31日(日曜日)掲載