まんが甲子園
豊明高生 最優秀賞
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8月8日 高知新聞のHPから
中日新聞 8月9日 夕刊
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「信じられない」「夢みたい」――。8日閉幕した「まんが甲子園」で全国の応募280校の頂点に立った愛知県の豊明高校。イラストレーション部の1〜3年生の5人は想定外の快挙に驚きながらも、「ぎりぎりまで構想を練ったのが良かった」と最後のひと粘りを勝因に挙げた。
【写真】「このメンバーだからやれた」。最優秀賞にガッツポーズする豊明高のメンバー(高知市の「かるぽーと」)
同部は32人が所属。「夏は蒸し風呂のようになる」というクーラーのない練習部屋で日々、画力を磨き、6年ぶり8度目の本選出場にこぎ着けた。
決勝では、吹き出しに入れようとした「機嫌」の漢字の書き方が一時、思い出せなくなるというパニックに見舞われたものの、予定通り「あしたの母親の機嫌予報≠姉が弟に教える」という1コマ漫画に挑戦。
3年生の内藤由香里さん(17)が大会前にテレビの天気予報を見て思いついたネタだといい、「子どもも親を観察している」という家族の実態を表現しようと、5人で構想をあたためてきた。
当初は「兄と妹」を描く予定だったが、テレビのお天気お姉さん≠意識し、決勝前夜に「姉と弟」へがらっとキャラクターを変更。当日の作業の詰めをしていた段階の、まさにぎりぎりでの決断だった。