秋近づく編笠山

10月8日(金)

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所属する会の同期会で八ヶ連峰岳最南端の編笠山へ山行する。
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参加者は16名、マイクロバスで名古屋を6時40分に出発する。
晴天が続き、雨の心配はなさそうな天候である。
中央道を走り、諏訪を通過する頃には、左手に八ヶ岳連峰がよく見える。
編笠山も長い裾野を引いて端正な形で望まれる。
10時に観音平駐車場に着く。
10台ぐらい乗用車が停まっている。
ストレッチをし、準備をして10時10分に出発する。
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今年は夏がいつもより暑かったため、あたりの紅葉はまだ早く、途中のカラマツ林も
ほとんど黄葉していない。
1時間ほどで雲海という展望地に出る。
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ここは富士山の展望がよい所であるが、今日は残念ながらガスがかかり何も見えない。
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            (以前行った時の写真です)

ここから更に登り樹林帯の中の押手川というところで道は二分する。
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左の直登する道は徐々に急になり、岩や木の根のごろごろした歩きにくい道を
高度をかせいでいく。
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針葉樹林帯の薄暗い中、1時間半ほどの急登が続く。
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途中の展望台からは南アルプスの展望もきかない。
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  (天気が良ければ、北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳などが写真のように連なって
見えるのだが……)

午後1時半頃やっと岩がゴロゴロと重なる編笠山山頂に到着する。
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残念ながらガスがかかり、時々諏訪方面の下界が見える程度である。
天気が良ければ味わえる360度の大展望は次回にお預けである。

(以前に撮った写真)
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     (東北には霊峰富士山が)

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      (北東には北アルプスが連なる)

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     (北には権現岳、その後ろには八ヶ岳の主峰赤岳や阿弥陀岳)

風を避けたところで昼食を摂った後、皆で記念撮影をする。
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午後2時山頂を後に青年小屋に向けて下山する。
途中にはヒカリゴケのある洞穴がある。
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大きな岩がゴロゴロする道を歩き、2時半ごろガスの中にうっすらと見える青年小屋に着く。
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青年小屋から編笠山を迂回する樹林帯の中の道を押手川に向かう。
途中の針葉樹林の中では緑の苔がびっしりと付いている。
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午後2時過ぎ、行きに通った押手川に戻り、雲海を経て下山する。
あたりがうす暗くなり始めた午後4時半過ぎ観音平の駐車場に無事下山する。
遅くなったので入浴はとりやめ、一路帰路につき、午後8時半名古屋へ帰着する。


今回の山行は、6月に企画して雨で流れた山行であった。
秋の始まった山の紅葉を期待していたが、今年はどこも紅葉が遅く、木々の彩には
出会えなかった。
また、雨は降らなかったが、雨前の天候でガスが出て、素晴らしい眺望もかなわなかった。
しかし、あまり登山者にも出会わなく、平日の南八ツの静かな山旅を堪能できた。
参加された皆さんももう一度ぜひ訪れて、次回は眺望を堪能していただきたいものである。

                                山遊人