紅葉始まる銚子ヶ峰

 

10月17日(日)

        tyoushi.png

澄んだ秋空のもと白山連峰最南端の銚子ヶ峰へ山仲間5人と山行する。
      tyousi.jpg


朝6時に集合して東海北陸道を走り、高鷲ICからR156を白鳥方面に少し戻り、
桧峠を経て石徹白まで入り、更に林道を走り石徹白の大杉前駐車場へ8時過ぎに着く。
すでに10台くらい停まっておりほぼ満車状態である。
8:20準備をして大杉まで石の長い階段の続く道を登り始める。
P1030262.jpg

樹齢1800年という石徹白の大杉を右に見て尾根へ取り付く。
         P1030264.jpg 

この辺りはブナ林が続き、木漏れ日が気持ち良い。
今年の暑さのためブナの紅葉はまだは少し早いようである。
しかし、上に登るにつれ紅葉をしている木々も現れる。P1030267_20101018183231.jpg 

1時間ほど尾根道を登ると「おたけり坂」という急登が現れる。
P1030268_20101018183232.jpg 

ここを登りきると木の間越しに銚子ヶ峰が青空のもとくっきりと姿を現す。
P1030269.jpg

30分ほどで「神鳩の避難小屋」に着く。
この避難小屋はまだ新しく、中はとても清潔で、トイレやストーブなども完備されている。
P1030272.jpg 

しばらく尾根道を登ると、右手に遠く槍ヶ岳から穂高連峰にかけての稜線が
黒く浮かんでいる。
また、その横には乗鞍岳や御嶽山もくっきりと望むことができる。
P1030281.jpg 

P1030283.jpg 

傾斜がきつくなり、母御石という大きな岩の横を過ぎると、山頂間近の笹原に
飛び出す。
P1030274.jpg

正面に別山の大きな山容を見ながら、背丈の低い笹原をのんびりと登り、
10:50銚子ヶ峰の山頂に着く。
P1030280.jpg 

山頂からは360度見渡せ、正面には一ノ峰から三ノ峰、別山へと続く稜線の道が
うねっている。
P1030287.jpg 

山頂から少し下ったももすり岩というところで、展望を楽しみながらゆっくりと
昼食を摂る。
2、3のパーティーが別山へ向けて登っていく。
昼食後12:40下山にかかる。
正面の笹原のうねりが逆光に輝いてきれいである。
P1030295.jpg 

下山の途中で所属する会が主催する朝日登山教室の方々が登ってくるのと出会う。
午後2時過ぎに登山口に戻り、途中の日帰り温泉に立ち寄り、汗を流して午後5時半
名古屋に帰着する。


今回は、ブナの紅葉を期待しての山行であったが、残念ながら今年はまだ少し早く
最盛期には巡り会えなかった。
しかし、上の方では雑木の紅葉も見られ、絶好の秋日和のもと展望を楽しみ
ながらの楽しいのんびりとした山行であった。

                            山遊人