奥三河の盟主:明神山
2010/12/05(Sun)
12月4日(土)

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いよいよ今年も師走に入り、一年の終わりが近づいた一日、所属する
会の同期の仲間と奥三河の三ツ瀬明神山に山行する。
この山は、山頂近くが岩場になっており、鎖場やハシゴがかかった個所
などが多く、愛知県内ではいちばんアルペン的な雰囲気を持つ山として
人気の高い山である。

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昨日の雨も上がり、冬型配置が強まりやや風が強いが、雲ひとつない
晴天である。
18人の参加を得て、バスで名古屋を午前8時に出発し、東名豊川ICから
R151を北上し、鳳来町から東栄町を経て三ツ瀬の登山口に午前9時
過ぎに到着する。
登山口には4、5台の車が停まっており、簡易トイレもある。
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準備運動をして7時半に山頂に向けて出発する。
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林道を行くとすぐに左手に登山口が現れ、木彫りのサルに迎えられて
沢を渡り、登山道に取りつく。
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今日下山にとる乳岩峡からの道に比べると、こちらからの方が距離も
短く時間もかからないようである。
杉の植林された薄暗い谷沿いの道を 30分ほど登り銀名水と名付けら
れた水場に出る。 
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ここから山腹に取り付き、10時半前2合目の尾根上に出る。
しばらくで前方に大岸壁が現れ、その横の岩場を鎖につかまり急登する。
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ハシゴがかかった個所などでの待ち時間もあり、ここの登りで予想以上
の時間を費やす。
11時半やっと乳岩からの道が合流する6合目に着く。
稜線上は風が強く、長いこと休んでいられないので、すぐに山頂に向けて
出発する。
一旦少し下がって登り返し、2ヶ所鎖のかかった岩場を通過し、最後の
難所を垂直に近いハシゴを登ると「馬の背」と言われている狭い岩稜上
に出る。
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馬の背の上からは展望が広がり、左手下には鳳来湖が見渡せ、右手
には南アルプスの連峰が新雪を抱いて白く輝いて見える。
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最低鞍部のキレットを過ぎ、最後の急登を木の根などにつかまって登りきり、
12:40過ぎ大きな赤い展望台の建つ明神山山頂に着く。
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展望台の上からの眺めは、北東には南アルプスの北岳方面から塩見岳に
かけての稜線が新雪に白く輝いて見える。
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南アルプスの後ろには、富士山が白い頭を覗かせているのも見ることができる。
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北には中央アルプスも雪を頂いて見え、奥三河の山々の深さを実感できる
展望である。
思ったよりも風が強く、展望台下で昼食を広げるも、寒くて長いこといられない。
弁当を食べ、記念写真を撮って午後1:05早々に下山にかかる。
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下山路の馬の背の上で最後の展望を楽しむ。
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6合目の分岐まで戻り、ここからバスの待つ乳岩登山口への道を下る。
途中「胸突き八丁」と呼ばれる急坂を下り、尾根から谷道におり、乳岩川
に沿って下る。
しばらくで鬼岩という大きな岩が現れ、ここは東海地方では有名なロック
クライミングやフリークライミングの練習場になっており、幾人かのクライマー
がオーバーハングした岩にぶら下がっている。
川に沿って単調な道を下り、右手に乳岩への道を分け、薄暗くなりかけた
午後4時半やっとバスの待つ乳岩登山口に到着する。
途中の温泉で汗を流し、新城の街や東名の岡崎付近で渋滞する中やっと
午後8時名古屋へ全員無事で帰着する。


今回は今年最後の同期会山行ということで、奥三河の変化に富んだ明神山
に山行したが、岩場や鎖場が多い山なので待ち時間を予想以上にとられ時間
を費やしてしまった。
今後大勢でこのような山に行く時の反省材料にしたい。
しかし、参加された皆さんそれぞれに奥三河の山のよさを体感され、
こちらの方面の山々にも興味を持たれたのではないかと思う山行であった。

                              山遊人