9月11日(土)
所属する会の同期会で岐阜県ひるがのの鷲ヶ岳に山行する。
他の会の方も誘いマイクロバスで計画する。
今回の参加者は18名である。
天気は、晴れているが、まだまだ残暑の厳しい日である。
朝7時に集合し、東海北陸道を走り、高鷲ICを出て鷲ヶ岳スキー場横の桑ヶ谷林道
を途中まで入る。
バスのUターンできるところで降り、ストレッチをし、準備を整えて8:40出発する。
何度も現在地の確認をしながら林道を1時間ほど登る。
「はち・まむし注意」の看板が出ている谷川を渡ったところから、登山道に入る。
乗用車ならばこのあたりまで入ることができる。
傾斜がきつくなり、左手からスキー場からの道が合流すると林道に出る。
再び登山道に入り、林道わきを少し登ると立派な祠の建つ「いっぷく平」に出る。
かつて藤原頼保という人が2羽の鷲を退治し、村の名前の由来になった故事に
ちなんで顕彰碑が建てられている。
ここは展望がよく、前方にはこれから登る鷲ヶ岳、ひるがの高原を挟んで大日岳
や白山連峰も望むことができる。
いったん下ってまた林道に出て、左手の長い階段が続く登山道に入る。
急な階段上の登山道を登り尾根上に出て、最後の階段の急登を頑張り、尾根を
左手に折れるとすぐに方向盤の建つ鷲ヶ岳山頂である。
山頂からの展望は、西に大日岳や遠く白山連峰方面は見渡せるが、東や北の
御嶽山、乗鞍岳の山頂には雲がかかり、北アルプス方面は見ることができない。
方向盤の上に地図を広げて皆山座同定に熱心である。
山頂でゆっくりと昼食をとり、皆で記念写真をとる。
12時半、下山にかかる。
登るときにきつかった階段の道は、下りではあっという間に下ることができる。
ササの繁る尾根道を一列に並んで軽快な足取りで下る。
午後2時半過ぎ、バスの待つ林道まで下る。
すぐ近くの鷲ヶ岳温泉に寄り、汗を流しのどを潤した後、バスで東海北陸道を走り、
午後6時名古屋に帰ってくる。
残暑の厳しい日で、風もなく流れる汗にまだまだ夏山の山行であったが、空の雲や
ススキの穂などの自然の移ろいに少しだけ初秋を感じることができた山行であった。
今回はゆったりとした行程で、参加した方々ものんびりとした山行をすることができた。
鷲ヶ岳は、日本300名山にも入っており、上部にはブナなどの広葉樹も多いので、
これから紅葉の季節の空気の澄んだ日にアルプスなどを眺めに行くには手ごろの山である。
山遊人