春の花咲き競う横山岳

5月8日(土)

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山の会の同期会の仲間など17人で、花の山として有名な湖北の横山岳へ山行する。

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朝7時マイクロバスで名古屋を出発し、名神を走り、米原から北陸道へ入る。
木之本ICを出て303号線を西へ、杉野から網谷林道へ入り、8時半前に白谷登山口駐車場に着く。
絶好の登山日和で、仰ぎ見る横山岳の山肌が春の新緑に輝いている。
五銚子の滝などを見ながら花の白谷を登る予定であったが、滝上部が崩落しており危険であるらしく、急遽東尾根道を登ることに変更する。
駐車場でストレッチをして、8:50網谷林道を東尾根登山口に向けて歩き始める。
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約2キロ林道を歩いて登山口に着き、ここからいきなりの急登で尾根に取りつく。
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登山道に沿って色とりどりの花が咲いている。
特にこのあたりは大きな白い一輪草が一面である。
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途中ゼンマイ?やワラビ?などを採りながら30分ほどで尾根上に出る。
チゴユリなどの花を楽しみながら行くと、しばらくでかなり大きなブナの原生林が広がっている。
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ここのブナ林はこのあたりでは規模がかなり大きい。
ちょうど芽吹きの時期で、新緑が目にまぶしいほどである。
ときどきタムシバの白い花が青空に映えて咲いている。
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尾根に出ると展望が広がり、金糞岳が背後に大きく見え、左手には琵琶湖や余呉湖が眼下に見下ろせる。
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横山岳東峰直下にはイワウチワが群落を作っている。
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12時前に東峰に着き、皆で昼食を摂る。
遠く白山が白くかすんで見え、近くには能郷白山を始め奥美濃の山々がよく見渡せる。
12:20東峰を後にして、西峰へと続く吊尾根を眺望を楽しみながらの楽しい尾根歩きが続く。
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20分ほどで三角点のある西峰へ着く。
山頂はたくさんの登山者でにぎわっている。
参加者全員で記念写真を撮る。
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にぎわう山頂を後に、午後1時三高尾根を下る。
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この尾根道はかなり急な下りで、各所にフックスロープも取り付けられている。
ここの登山道も、脇にはイカリソウ始め花が多い道である。
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花に見とれてすべらないよう慎重に下り、2時過ぎ鳥越峠に着く。
少し墓谷山方面へ登り返し、左へ急な道を下り、14:50コエチ谷に下りてくる。
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しばらく林道を歩き、網谷林道へ出て、左折れして出発点の白谷駐車場へ午後3時過ぎ全員無事に下山する。


今日の山行では、目的であった白谷の花や滝を見ることができなかったことが少し残念であった。
しかし、東尾根コースもたくさんの花と出会うことができ、また、身体が緑に染まりそうなほどの立派なブナ林の中を歩くことができた。
秋にすばらしい紅葉を求めてまた訪れてみたいものである。
花の山横山岳は期待にたがわずいろいろな花々との出会いをさせてくれ、楽しい山行であった。

その他出会った花たち
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                                  山遊人