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東日本大震災での犠牲者を追悼し、復興を願うキャンドル(11日夜、名古屋市中区の久屋大通公園で)=尾賀聡撮影 |
東日本大震災から9か月の11日、名古屋市中区の名古屋テレビ塔周辺で、震災の犠牲者を悼み、ろうそくに火をともすイベントが行われた。
愛知県内の学生らが企画。ろうそくは震災の死者と行方不明者、負傷者を合わせた数と同じ約2万5000本が用意された。
午後3時頃から点火を始め、日が落ちた5時頃には、「みんなの灯を東日本に」「PRAY FOR JAPAN」などの文字と日本列島がくっきりと浮かび上がった。東北と愛知の位置には赤いハートの火がともされ、距離は遠くても心はつながっているというメッセージが表現された。
実行委員会の代表者は「多くの人にもう一度、被災地について考えてもらえるきっかけになれば」と話していた。