米景気「緩やかに拡大」

FRBが声明発表

 【ワシントン=岡田章裕】米連邦準備制度理事会(FRB)は13日、連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、景気が改善しているとの認識を示す声明を発表した。

 追加金融緩和の観測が後退したこともあり、外国為替市場では円売り・ドル買いが進み、東京市場で円相場は約11か月ぶりの円安水準となる1ドル=83円21銭まで下落した。日米の株式市場は全面高の展開となっている。

 FOMC後の声明では、「経済は緩やかに拡大している」との景気判断の表現を前回(1月)から据え置いた。だが、「雇用市場はさらに改善した」などと指摘。景気への慎重な見方を残しつつも、やや前向きに変えた。主要政策金利であるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を年0〜0・25%に置く事実上のゼロ金利政策は、少なくとも2014年終盤まで継続する方針を確認した。

                   (2012年3月14日16時24分  読売新聞)


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                       20120314-OYT1T00671.htm