伊藤忠系がLCCに出資

ジェットスターに

2012.3.10 10:53

 日本航空などが出資する格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンに、伊藤忠商事系の東京センチュリーリースが資本参加することが10日、明らかになった。筆頭株主で33・4%を出資する三菱商事から16・7%を取得する。月内に正式な譲渡契約に調印する。

 東京センチュリーリースは、航空機リースやニッポンレンタカーサービスなどの事業を展開している。国内市場で成長が見込めるLCCとの資本関係により、連携して事業を拡大できると判断した。

 ジェットスター・ジャパンの株主構成は、三菱商事のほか、日航とジェットスターの親会社「豪カンタスグループ」がそれぞれ33・3%を所有。ただ、三菱商事は当初から経営への関与に消極的で、保有株の譲渡先を探していた。

 ジェットスター・ジャパンは7月3日、成田を拠点に国内線に就航する。平成25年中に中国、韓国への国際線も就航予定で、最初の数年間で航空機材を24機まで増やす計画だ。


http://sankei.jp.msn.com/economy/news/
             120310/biz12031010540010-n1.htm