みんなのロケット実験成功

2012年02月10日

         安城・刈谷の団体 春に本番


           


 安城市と刈谷市でロケット教室などを開いている市民団体「刈谷・安城ロケット団」が9日、刈谷市立住吉小学校でモデルロケットの打ち上げ試験をした。児童ら約600人が見守る中、運動場に用意された発射台から4機の打ち上げに成功し、大きな歓声があがった。

 モデルロケットは、紙などの軽い材料でできた筒状の本体と、先頭に取り付けるキャップ、それに落下時に使うパラシュートで構成される。燃料は、玩具花火と同じ黒色火薬を使用。硬い紙筒に詰められていて、エンジンと呼ばれている。

 この日は、市販のキットを組み立てた長さ約33センチのロケットなど3種類を使用。電流を流してエンジンに点火すると、ロケットは発射台から勢いよく飛び出し、時速200キロで地上100メートルほどまで上昇した。
 本番の打ち上げは4月8日。「みんなで宇宙開発をしよう!2012春 夢をあきらめない!」と題し、記念講演会などの後、子どもたちがロケットの製作と打ち上げに挑戦する。3月1日から参加者を募集する。

 安城ロケット団の鈴木勇雄団長は「ロケットの打ち上げを通して夢を実現する楽しさを味わってほしい。三河から宇宙飛行士が生まれてくれれば」と話す。

 催しの問い合わせは、同ロケット団(共立産業内、0566・70・9893)。(松永佳伸)

                            朝日新聞 2月13日 HP

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