名古屋商工会議所は、会員の中小企業の採用情報を発信する就職検索サイト「名商就活ナビ」を４月１日に開設する。人材確保に苦戦している会員企業と、就職難にあえぐ学生を結びつけるのが狙い。

　学生の就職活動は、「知名度が高い大企業を中心にインターネットで採用情報を掲載する企業に集中する傾向」（名商人材支援グループ担当者）が強まっている。しかし、大手検索サイトの費用が５０万〜１００万円と負担が重く、中小企業は、採用活動で後手に回るケースが少なくない。

　検索サイトは、業種や売上高などの企業情報や、初任給などの採用情報を掲載する予定。年間掲載料は５万円で、申し込みがあった企業の情報をイメージデータとして３月上旬に名商のホームページで公開する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2012年2月22日  読売新聞）