「ガンバレ東北」の竹灯籠

東大寺参道に未来照らす


      


被災地へのメッセージが書かれた竹灯籠(12日、奈良市で)=今村真樹撮影

 奈良市の東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)(お水取り)で12日、55歳以上を対象にした読売新聞大阪本社の会員組織「わいず倶楽部」の会員149人が、参道約160メートルに竹灯籠550個を並べ、参拝者の足元を照らした。

 灯籠は直径約15センチ、高さ約60センチで、大阪府島本町内で切った竹を使って製作。会員は内側に油性ペンで「健康第一」「家内安全」などと願い事を書き込み、二月堂の舞台に籠松明(かごたいまつ)が登場するのにあわせて、中のろうそくに火をともした。

 く復興しますように」などと東日本大震災の被災地を思って書いたメッセージも多く、兵庫県伊丹市の男性(65)は「みなさんが早く笑顔を取り戻せるよう、『福』と書きました」と話していた。

             (2012年3月13日09時28分  読売新聞)