小雨に煙る大洞山
3月18日(日)

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所属する山の会の同期会で、三重県の室生山地にある双耳峰の大洞山に山行する。
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昨日までの雨も上がり、天候が回復しそうな予報の中、参加者17名を得て、午前7時集合し、マイクロバスで伊賀上野、名張を経て尼ヶ岳登山口の桜峠に向かう。
途中から雨がぱらつき出す生憎の天候となる。
登山口の桜峠への道を探して林道に入るも狭くて走れなかったり、途中で通行止めがあったりして結局道がわからず、予定を変更して大洞山登山口の三多気へ回ることにする。
10時過ぎに「三多気の山桜」で有名な三多気の集落の中で下車し、10分ほど歩いて大きな杉のある山門をくぐり真福院の境内に出る。
ここには幹回り6m以上もある欅の大木も立っている。
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境内の広場で準備体操をして、10:25杉木立の坂道を歩き始める。
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30分ほど歩いて、林道を横切り大洞山への登山口に出る。 
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ここからは、見上げるといやになるほどほぼまっすぐにつけられた石の階段の続く登山道を上がる。
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苔むした石がゴロゴロする最後の急坂を登って11:35大洞山(雌岳)山頂に出る。
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山頂では雨も降りだし、ガスがかかり周囲は何も見えない。
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早々に出発し、少し歩いた大洞山(雄岳)手前の雨や風を避けられる杉林の中で昼食を摂る。
小雨も降り寒いので皆カッパなどの防寒着を着て雄岳を目指す。
少し下って再び登り返し、10分ほどで最高峰の大洞山(雄岳)に着く。
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山頂で記念写真を撮り、雨で滑りやすい急な下山路を注意しながら下り、倉骨峠手前の大洞山の巻道分岐に出る。
時間的に尼ヶ岳登頂は無理と諦め、右手に折れて巻き道を下ることにする。
この道は石畳のような歩きやすい道で、周囲の石には緑の苔がびっしりと付いており、まるで北八ヶ岳かどこかの原生林の森を歩いているような雰囲気のいい道である。
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ほぼ水平な道を1時間ほど歩き、13:50桔梗平という東屋の建つ林道との出会いに出る。
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ここから杉林の中を下り、また林道に出て、登りに通った三多気キャンプ場跡に出て、14:40バスの待つ真福院に到着する。
途中の道の駅にある温泉で汗を流し、連休で混雑する東名阪道を走り、午後7時前名古屋に帰ってくる。

今日は予定していたコースの登山口に出ることができず、また天気予報も外れ、生憎の小雨の降る中での山行となってしまったが、早春の山歩きを楽しむことができた。
次回は尼ヶ岳にも登り、「三多気の桜」の満開の時に来て是非みたいものである。

                           山遊人