2月23日(木)カッパドキア、晴れ、朝マイナス6℃
昨夜届いたスーツケースを開くと見慣れないハンカチが出て来た。日本から持ってきた天然水入りペットボトル9本を包んでおいたビニール袋が破られていた。おそらく不審に思った検査官が中身を調べた拍子に、他人のハンカチを入れたに違いない。結局そのハンカチは、ダウン・ジャケットを貸してくださった方の所有物だと判明した。目印にスーツケースに結わえたあったものだそうだ。
6時ころ部屋の窓から東の空を望む。くれない色の空を背景にウチヒサールの岩山と、エルジェス山がくっきりと見えた。7時を過ぎると盛んに熱気球が上がり始めた。
2月23日(木)カッパドキア、晴れ、朝マイナス6℃
昨夜届いたスーツケースを開くと見慣れないハンカチが出て来た。日本から持ってきた天然水入りペットボトル9本を包んでおいたビニール袋が破られていた。おそらく不審に思った検査官が中身を調べた拍子に、他人のハンカチを入れたに違いない。結局そのハンカチは、ダウン・ジャケットを貸してくださった方の所有物だと判明した。目印にスーツケースに結わえたあったものだそうだ。
6時ころ部屋の窓から東の空を望む。くれない色の空を背景にウチヒサールの岩山と、エルジェス山がくっきりと見えた。7時を過ぎると盛んに熱気球が上がり始めた。
DEDEMANホテル
左端はウチヒサールの岩山、右端はエルジェス山
8:30出発 昨日に引き続きカッパドキア見物をする。有名なギョレメ谷でバスを降り、散策する。
Three Sisters(三姉妹)と呼ばれる岩
ドイツ人の団体によく出会う。少し高いところにある洞穴へ入ったのはよいが、降りるときに苦労していたら、ドイツ人の青年が手助けしてくれた。年寄りをいたわる動作が自然にできるのがうらやましい。丘の上に登りあたりを見渡す。奇岩の居並ぶ絶景である。ブドウ園も見える。このあたりのブドウ園は、ヨーロッパや日本とも違い、まるで盆栽のような丈の低い木が植えてあるだけで、支柱も棚もない。ここのワインはうまいと地元の人々は胸を張る。
昼食後、カイマクル地下都市を見物する。隠れキリスト者が住んでいたところだ。世界文化遺産の一つである。地下深く網の目のように通路が掘られ、貯蔵庫、教会堂、ワイナリー、その他が昔のままの姿で保存されている。現在観光客が行けるのは地下40メートルまでである。途中身をかがめなければ通れないような天井の低いところもあり、小生のような体の固い者にとっては苦痛の連続であった。いまも頭に瘤がいくつか残っている。
高台から見下ろす
洞窟の中から外を覗く
地下都市内の様子
昼食は洞穴住居を改造したレストランEvranosで摂る。25センチくらいの鱒の丸焼きが出た。フォークとナイフで魚の骨と身を分けてきれいに食べるのはなかなかむずかしい。みんな黙々と食べていた。
洞穴レストランの入り口
昼食後、カイマクル地下都市を見物する。隠れキリスト者が住んでいたところだ。世界文化遺産の一つである。地下深く網の目のように通路が掘られ、貯蔵庫、教会堂、ワイナリー、その他が昔のままの姿で保存されている。現在観光客が行けるのは地下40メートルまでである。途中身をかがめなければ通れないような天井の低いところもあり、小生のような体の固い者にとっては苦痛の連続であった。いまも頭に瘤がいくつか残っている。
カッパドキア見物の後、ツアーのお決まりコースである土産物店立ち寄りがある。その第一がトルコ石専門店である。代表格の店員が流暢な日本語で説明する。偽物と本物との違いから始まり、この店の品物がいかに良質であり、しかも円高のおかげで数年前の何分の一の値段になっていることなどを、言葉巧みに訴え、われわれの購買欲をそそる。
何も買わずに外へ出る。
15時前にホテルに戻る。
(その2 終了)
240304
(2012年2月21日〜3月1日)
トルコ旅日記
その2
杉浦 久也 さん