回 想
本Hpの構想はほぼ11年前、故中神秀雄会長の発案による。
たび重なる働きかけにはせ参じた、数名のメンバーはゴールの見え
ない、ぼんやりしたアイデアを前にして、なかなかスタートラインに立
てなかった。それはゴールの見えないレースに似ていたからでしょう。
手始めにHpの特性を活かしながら、既存の旧会員会報との共存
法を探った。小さな事項を確認しながら、Hp像を作り上げていく作業、
遅々とした歩みだった。
会報はなかば公的な性格があり、発行回数も制限され情報量も限
定的、どのように折り合いがつくのか。かたやHpは速報性、大量
かつ多領域の情報伝達・双方向性が可能のため、公的性格を薄め
ることに。
Hpの性格も確認する。【このホームページは、寄稿のすべてが
個人の責任で行われ、自由に意見を述べ、広く会員相互の交流
を図る目的で編集される。旧会員の会の見解を表わすものでない】と。
Hpの内容もさることながら、編集スタッフ、情報収集の在り方、費用
など難問が山積していた。難問解決に辣腕を振るってくださった中神
会長、とりわけ実務処理では席亭となる人材が必要になる。その任は
松薗重弘氏に依頼した。
Hp編集委員諸氏も意欲的・献身的であったが、松薗重弘氏一人におん
ぶにだっこ状態に、また一人でないと運営できない側面も否定できなかっ
たが。あらためて松薗氏のご尽力に感謝申し上げたい。
発足から今日まで、多ジャンルの投稿、イヴェントの企画実施など、
これほどの広がりと賑わいは想像できなかった。まもなく80000回の
訪問を記録する。発足当時の趣旨もほぼ達成できた。
時代の先を見通した中神会長、ほかに協力を惜しまなかった先輩
諸氏数名も鬼籍に。時代の流れを痛感する。
展 望
PC利用の会員数が、思いのほか少ないらしい。これからは時代
背景もあり、利用者数も加速度的に増えるだろう。
会報との線引きもこれで良かろう。あえて申せば、各種イヴェント、
趣味など、まだまだ領域の拡大が期待できる。会員諸氏のアイデア
が活用されるよう願っている。
席亭の努力で維持発展してきたが、情報提供者と訪問者(閲覧者)
の交流が望まれる。
次世代を担う席亭の出現、育成も必須となろう。(平6 嶋 眞)