事務局長・平野善計先生ご退職

 

 

　愛知県公立高等学校長会、愛知県公立高等学校長会旧会員の会、日本教育会の事務局長をお務めになった平野善計先生が９年間の任務を終えて、この３月31日、ご退職になります。心から感謝申し上げます。

 

平野先生は、平成11年３月、横須賀高等学校長を定年退職された後、高橋和三郎先生の後を継いで事務局長に就任されました。

 

以来、闊達なお人柄と優れた手腕で三つの会を支えられるとともに、関連する高等学校ＰＴＡ連合会や愛知県公立高等学校退職互助会等にも関わられるなど、広範かつ正確に仕事を遂行して下さいました。

 

先生は、尺八の名手として全国的に著名な方で、毎年、ＮＨＫ・ＦＭに出演しておられます。

 

今年も２月18日に出演され、先生の尺八、奥様の三絃と唄、お嬢様の箏による「磯千鳥」を演奏されました。ラジオから流れてくる重厚で雅やかな演奏は、新春にふさわしい見事なものでした。

 

先日、小金潔先生がご逝去になりましたが、その１ヶ月前に、豊橋市民病院にご家族とともに出向かれ、病室で邦楽演奏をなさり、小金先生はもちろん奥様や看護師さんたちを感動させたと伺っています。

 

何事にも心遣いなさる平野先生のお人柄の一端が偲ばれる出来事でした。

 

先生は、昨年、常滑市文化協会の会長に就任され、多くの芸術家の総帥として多忙な日々を送っておられます。事務局長を終えられると、ますます地元から頼りにされるのではないかと思います。

 

事務局長職は、４月から石井政一先生が就任されますが、平野先生にはしばらくの間、事務引き継ぎ等にお力添えいただくとともに、卓越したご見識、ご経験を生かして、今後とも会員に有益なご助言、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

長い間のご尽力、ほんとうにありがとうございました。